2012.01.28 Saturday
日本の神社(三重県)

都波岐奈加等神社
鈴鹿市一ノ宮町1181
由緒
本社は延喜式内の古社で伊勢国一之宮である。本社はまた、雄
略天皇二十三年に伊勢国造高雄東命が勅を奉じて創建し、中跡
直廣幡が宣旨より初代の祭主となった。白河天皇より正一位の
勅額を賜わり、花園天皇の正和年中に摂政藤原冬平の執奏によ
り神伝記を天覧に供し、後小松天皇の嘉慶年中に征夷大将軍足
利義満が富士登山の帰途当社に参詣して幣帛を供え社領を寄進
した。織田信長が神戸、高岡の二城を攻略の際、本社は兵火に
罹り社殿が消失した。その後、一柳監物の援助で社殿を復興
し、明治三十六年に県社に昇格した。猿田彦大神を主祭神とし
て奉斎、御神徳を慕って、全国から参拝者が絶えない。
故事名言=紅爐(こうろ)上一點(いってん)の雪
碧厳録にある言葉で、盛んに火の起こっている炉の
上に雪を置けば、たちまち融けてしまうと言うこと。
心の迷いや疑いがたちまちにしてすっかりとけて
しまうことを言う。
2012.01.26 Thursday
日本の神社(三重県)

椿大神社
鈴鹿市山本町字御旅1871
由緒
当社は、伊勢平野を見下ろす鈴鹿山系の中央に位置する高山
(入道ヶ嶽)短山(椿ヶ嶽)を天然の社として、太古の神代よ
り祭祀されていた「猿田彦大神」の御神霊を、人皇第11代垂仁
天皇の御代27年秋8月(西暦紀元前3年)に、「倭姫命」の御神
託により、大神御陵の前方「御船磐座」付近に瓊々杵尊・栲幡
千々姫命を相殿として社殿を造営し奉斎された日本最古の神社
であります。
このように社殿創始は垂仁天皇の御宇でありますが、それ以
前、悠久の太古、原始人類に信仰の芽生えを見た時、既に大神
の尊崇と本社創建の淵源は存したと言わねばなりません。 即ち
神話に伝える「天照大神」「猿田彦大神」の時代であります。
天孫「瓊々杵尊」降臨の際、猿田彦大神、天の八衢に「道別の
神」として出迎え、風貌雄大、超絶した神威を以って恙なく天
孫を高千穂の峰に御先導申し上げ、肇国の礎を成したこの大神
を、後に倭姫命の御神託により、磯津(鈴鹿川)の川上、高山
短山の麓に「椿(道別)大神の社」として奉斎することになっ
たのは、まことに神慮によるものと言うべきでしょう。
故事名言=剛戻(ごうれい)自ら用う
剛戻(強情でひねくれた資質)で、、自分の思う
ままにし、人の意見を聞かない事。
史記にある始皇帝の人物評であるが、ワンマンと
言われる人にはこの型の人が多い。
2012.01.24 Tuesday
日本の神社(三重県)

桑名神社
桑名市本町46
由緒
延喜式内小社の桑名神社と中臣神社。両社を会わせて桑名宗
社と呼ぶ。
古代のこの地域の豪族桑名首は『新撰姓氏録』に「天津彦根命
の男天久久斯比乃命の後なり」とあるようにこの豪族が始祖とし
て祀ったのが創始のようだ。
桑名神社は三崎大明神とよばれていた。三崎とは自凝島(おの
ころ)、泡州島(あわす)、烏州島(からす)を総称したと云う。多
度町小山の船着神社の東の海岸ふきんであったようだ。
中臣神社の祭神の天日別命は伊勢国造の遠祖。社伝によれ
ば、二十町程西の山上に鎮座していたが、正応年中(1288〜9
3)に桑名神社境内に遷座した。その後しばらくしてから大和の
春日大社の神々を勧請した。以来、春日さんと呼ばれている。
この話が、中臣神社は神護景雲三年(769)常睦国鹿島社より
建御雷神を遷座の途中に当地を通過した基址に祀られたとの話
に変貌していくのが伝承である。
故事名言=黄梁(こうりょう)の夢
黄梁一炊の夢と同じで、粟を炊いて飯に煮あげる
ほどの短い間に見た夢ということ。
栄枯盛衰の儚い事のたとえ。邯鄲の夢とも言う。
2012.01.22 Sunday
日本の神社(三重県)

多度大社
三重県桑名市多度町多度1681
由緒
古来より標高403メートルの多度山が、神体山として信仰され、古
代祭祀を物語る磐座が山の中腹に存する。社伝によると五世紀後
半、雄略天皇の御代に社殿が創建されたと伝えられる。
『延喜式』巻九神名帳の桑名郡十五座のうち「多度神社 名神大」と
みえ、いわゆる延喜名神大社である。後一条天皇の御代に、東海
道六社の一社にかぞえられ、天皇即位後の御一代一度の奉幣に
預る神社として大神宝使が派遣され、宣命・幣帛・神宝が奉られ朝
廷の厚い崇敬を受けた。
奈良時代末期に、満願禅師が多度神の託宣を受け、天平宝字七
年(763) に多度菩薩を中心とした三重塔二基・法堂・僧房からな
る神宮寺(日本で三番目)を建立した。後に国分寺に準ずる扱いを
うけ、寺院70房・僧侶300余を数える大寺院となった。さらに、鎌
倉時代の弘長元年(1261)には正一位が授けられ、南北朝時代の
暦応年間には多度祭の上げ馬・流鏑馬神事が始まったと伝えられ
る。しかし、元亀二年(1571)に織田信長の兵火にかかり、社殿宝
物をはじめ神宮寺も焼失し、一時社頭は荒廃したが、徳川氏が天
下を治め平和な世となるとともに、桑名藩主本多忠勝・忠政の支援
により本殿以下の社殿・神事が復興された。桑名藩主が松平家に
替わった後も、桑名地方の守護神として厚く崇敬され、社殿の造
営・社領の寄進が度々行なわれ、藩例として毎月正月には藩士が
代参する習しであった。また、当代の庶民の伊勢参宮の折りには、
北伊勢大神宮とも称される当神社を必ず参拝した事が「お伊勢ま
いらば、お多度もかけよ、お多度かけねば片参り」と謡れていたこ
とからも明らかである。
明治六年に県社、大正四年には国幣大社に列格し、天皇・皇后両
陛下よりもたびたび幣饌料が供せられ御神威はいよいよ高くなり、
全国より多くの参拝者がある。
故事名言=膏梁(こうりょう)の子弟
ふだん膏梁(肥えた肉と旨い粟で、美味しい食物)を
食べている子弟ということで、身分の高い家や金持ち
の家に生まれた者のことを言う。
口に悪い人は「膏梁の子弟はただ美味しい物をふん
だんび食べることを知っているだけで、ほかの事は何
にも知らない」等という。
2012.01.20 Friday
日本の神社(三重県)

敢国神社
上野市一宮宮谷
沿革
当社は古来伊賀の一宮として、朝野の崇敬頗る篤く、殊に当国の
人々は総鎮守大氏神と仰ぎまつって其の霊徳に浴して来た。創立
年代は詳でないが貞観の頃既に神階五位を授けられ、延喜の制に
は大社に列せられた。延長年間には朝廷から社殿が修造せしめら
れ、南北朝時代には、後村上天皇行幸ましまして数日間御参篭あ
らせられ、社領の御加増もあった。
天正年間兵燹に罹って一時荒廃したが徳川時代になって藩主藤堂
家から社殿調度の修営・神器社領の寄進・祭儀神事の復興等が行
はれ尊崇極めて深かった。明治四年五月国幣中社に列せられたが
昭和二十一年二月官制廃止によって国家の管理を離れ現在は宗
教法人として神社本庁に所属し氏子崇敬者によって維持経営され
ることになってをる。
丹塗の御殿は朝日夕日に映じ御神光燦として輝き神域の尊重さと
祭神の御加護にその霊徳の尊さを伺はせしめられます。
故事名=亢龍(こうりょう)悔有り
易経にある言葉で、天に昇りつめた龍(亢龍)はもう
それ以上昇ることはできず、動けば下るばかりだから、
昇りつめるのでは無かったと後悔する。
是と同じで栄達を極める者は、いつ衰えるかも知れない
と言う恐れがあると言うこと。
栄えている者に慎めと教える戒めの言葉。
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