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西国33ケ所巡り(観音寺)
西国第三十二番 繖山 観音正寺
(きぬがさやま かんのんしょうじ)
宗派:天台宗(単立)
本尊:千手千眼観世音菩薩
開基:聖徳太子
縁起:聖徳太子が琵琶湖のほとりで人魚に呼び止められた。
人魚は『私の前世は漁師で、殺生を重ねてきたので、こん
な姿にされてしまい、今では魚たちに苦しめられています。
どうか成仏させて下さい』といって頼んだという。
聖徳太子はこの願いを聞き入れ、千手観音像を刻み、推
古13年(605年)に堂を建立し、観音像を祀ったのが寺の創
始とされている。
戦乱の世になり佐々木氏が山上に城を築いたが、巡礼にま
じって間者が山上に入ってくるのを嫌って寺を山麓に移転
させたといわれている。かつての観音正寺は大寺で盛時に
は三十三の塔頭を擁したという。
織田信長の兵火によって寺は焼失したが、その後、慶長2
年(1597年)に再び山上に上がり教林坊の宗徳法橋が本堂を
建立し、諸堂を再興したとされている。
御詠歌:あなとうと導きたまえ観音寺遠き国より運ぶ歩みを
故事名言=越俎(えつその罪)span>
荘子の「庖人(料理人)庖を治めず(料理場を片づけない)
と雖も尸祝(神主)樽俎(そんそ=樽とまな板)を越えて之
に代わらず(料理人に代わってその仕事をしない)」から出
た言葉で、自分の仕事の範囲を越えて、人の権限に立ち入る
越権行為のことを言う。

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